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「どうせ年金なんて支払われない、無視しよう」――そう思って赤い封筒を捨てた瞬間、年金トラブルに発展するケースがあることをご存じでしょうか。日本年金機構から送られてくる封筒の色には意味があります。本記事では自宅で母と暮らす55歳の富田さん(仮名)を襲った国民年金未納トラブルと、正しい対応策について、社会保険労務士の資格もある古田雄哉弁護士に聞きました。(執筆/ライター 岩田いく実、監修/One Asia法律事務所 古田雄哉弁護士)
区役所勤務になじめず
引きこもりへ
55歳の富田卓さん(仮名)は、大学卒業後に都内の某区役所に就職しました。しかし、人間関係になじめずすぐに退職。その後は交通整理や工場勤務などのアルバイト生活をしていたものの、引きこもりのような状態となり、現在も無職です。
数年前に父が他界しましたが、専業主婦の母・孝江さん(仮名)と卓さんを養っていたため、遺産はほとんどありませんでした。
現在は16万円の年金を受け取っている孝江さんと同居。収入が長年にわたって不安定だったこともあり、卓さんは国民年金保険料を未納にしていました。
年金機構から届いた「赤い封筒」
無視し続けた結果…
ある日卓さん宛てに日本年金機構から封書が届いていました。その色は「赤色」。これまで届いていた国民年金の特別催告状は青色でしたが次に黄色になり、ついに警告を思わせる赤色へと発展したのです。
しかし、引きこもりの生活を送る卓さんは、どうせ今から支払っても将来も年金はもらえないだろうと思い、開封せずに放置しました。







