現代人の脳には“毒”が溜まっている!
無意識に溜まった脳の“毒”を出して
脳がみるみる若返る食事法を紹介する

脳の若返りと認知症治療の専門医・白澤卓二医師が提案する衝撃の最新刊『脳の毒を出す食事』では、現代人の脳に溜まった毒を出し、脳の機能を上げる食事法を紹介している。
現在、認知症患者数は増加の一途。その発症を避けるには、40代からの脳のケアが大切だと著者はいう。本書では世界最新の医学で明らかになった認知症予防・改善策と、その研究からわかった脳のパフォーマンスを上げるために必要な食事を提案する。

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お酒は赤ワインを2杯

お酒の飲みすぎも脳の毒となります。私がおすすめするのは1日にグラス2杯までの赤ワイン。有機栽培のぶどうで作られた、亜硫酸塩を添加していないワインを選ぶとよいでしょう。原料となる赤ぶどうには、アントシアニンやレスベラトロールといった抗酸化物質が豊富です。中でもカベルネ・ソーヴィニヨンというぶどうで作られた赤ワインは濃い紫色が特徴で、色素が多く含まれているので抗酸化力も最強です。赤ワインが苦手なら白ワインやロゼ、発泡ワインでもかまいません。ウォッカやビールにはグルテンが含まれていますから避けたほうが無難です。また、糖質が脳の毒になる側面からすると、ビールや日本酒、紹興酒、梅酒なども避けるべきです。糖質を含まないのは焼酎やウイスキー、ジンなどの蒸留酒。ただし、蒸留酒はアルコール度数が高いので、水やソーダで割って飲みすぎないようにしてください。

本原稿は、白澤卓二著『脳の毒を出す食事』からの抜粋です。この本では、認知症など脳の機能不全の原因となる、現代人の脳に溜まった“毒”を出して究極の健康体になる食事法の提案と、実生活で使える7日間実践レシピを掲載しています。脳と体を健康にし、本当の意味での健康長寿を目指してみませんか?(次回へ続く)

監修 お茶の水健康長寿クリニック院長 白澤卓二先生
1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大学院医学研究科博士課程修了。現在、お茶の水健康長寿クリニック院長。
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白澤卓二(しらさわ・たくじ)
医師、医学博士
1958年神奈川県生まれ。1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大学院医学研究科博士課程修了。東京都老人総合研究所病理部門研究員、同神経生理部門室長、分子老化研究グループリーダー、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て、2007年より2015年まで順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座教授。2017年よりお茶の水健康長寿クリニック院長、2020年より千葉大学予防医学講座客員教授就任。日本ファンクショナルダイエット協会理事長、日本アンチエイジングフード協会理事長、アンチエイジングサイエンスCEOも務める。
専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。