――筆者のジェイソン・ツヴァイクはWSJパーソナル・ファイナンス担当コラムニスト ***  どこまで悪化するのか?  政府が注ぎ込んだ巨額の資金に支えられたここ1年以上、株式市場は上げ一辺倒しかないように見えた。だが先週の1週間でその幻想は打ち砕かれた。  米連邦準備制度理事会(FRB)が早ければ3月にも利上げに踏み切るとの確信が強まり、投資家は慌て始めた。ダウ工業株30種平均は24日の取引で1000ドルも変動した。しかも2回もだ。一時3%余り下落した後に切り返し、前営業日の終値を上回って引けた。