米メリーランド州ボルチモア在住のトビー・ロビチェリ君(14)はクリスマスに、300ドル(約3万4000円)の仮想現実(VR)ヘッドセットをもらった。初めて装着してからわずか数時間後、シューティングゲームの「スーパーホットVR」をプレー中にバランスを崩し、膝頭を骨折した。  VRヘッドセットを「設定したのが2時頃だった」と母親のアリソン・ロビチェリさんは話す。「8時にはもうER(緊急処置室)に向かっていた」。息子の足を見たときは卒倒したという。トビー君はいま、松葉づえを使っている。