「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」や勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!

言葉を置き換えるだけで
脳はポジティブな方向に舵を切る
「脳はだますことができる」というお話を前回しました。
たとえできていなくても「できた」、楽しくなくても「楽しい」と言葉にすることで、脳はその言葉通りに認識します。
たとえば、出勤の前に「仕事に行きたくないな。やりたくないな」と思ったとき。脳内では、「だって、あの上司が苦手だから」「ちょっと面倒なクライアントに会わなくてはいけないから」「目標達成ができてないと怒られるから」と、ネガティブな言葉が渦巻いているはずです。
ですが、それをすべてポジティブな言葉に変えたらどうでしょう。
「上司がいろいろ言ってくるのも期待されているからに違いない」
「クライアントとの仕事が待っているなんて今日も充実しているな」
「目標達成できるようにやってみよう!」
状況はまったく変わっていないのに、言葉を置き換えるだけで、脳はポジティブな方向に舵を切るのです。
もう一つ、脳には「主語を理解しない」という特徴があるといわれています。
「つまらない」「嫌い」「しんどい」などのネガティブワードを使うと、それが他の人に対して使ったとしても、脳は主語を特定できないため、すべて自分のことだと認識してしまうのです。
そうとわかれば、どんなときもポジティブワードを使ったほうがいい。
自分に対してはもちろん、他の人に対しても、「すごいですね」「尊敬します」「素敵です」などの褒め言葉を言うと、自分自身がその言葉通りの素敵な人物となり、どんどん輝いていきます。
この脳の仕組みを知っているか知らないかで、人生は大きく変わると言っても過言ではありません。
『1分間瞬読ドリル』の中にも、ネガティブな言葉をポジティブな表現に変えるドリルがあります。
例を挙げてみましょう。
「つまらない」という言葉を反対語の「面白い」に、「つまらない」という意味のまま、「面白くできる」「夢中になれる何かを探せる」など、肯定的な表現に変えるのです。
普段、このような言い換えを意識的にやることはなかなかないと思いますが、ドリルで慣れておくと、日常生活でも意識して変換できるようになります。
ポジティブな言葉を使う習慣を身につければ、あらゆる物事がプラスに進む好循環が生まれるのです。
*本記事は、『1分間瞬読ドリル』から一部抜粋し、追加取材・加筆したものです。