米中の現在の国家運気は?

 2022年は平和期(経済が発展する経済台頭期)の6年目となる。アップダウンを繰り返しながら、向こう5年は概ね右肩上がりで、経済は向上すると予測できる。

 当然、一国の経済は世界と連動する。

 主要な国家を眺めてみよう。アメリカは庶民期の4年目を迎える。アップダウンを繰り返しながら、徐々に経済が下降に向かう事になる。アメリカは日本より、9年先の国家運気が動いている。中国は習得期の3年目に入っている。中国は日本より、7年後の国家運気が動いている。2019年は中国の表鬼門に該当し、この12月にコロナウィルスの世界流行が発生した。経済大国の一つである中国が表鬼門を通過した年に、グローバルに表鬼門現象を起こしたことになる。

 これは中国がコロナウィルスの発生源だと言及したいのではなく、世界経済が、経済大国の一つである中国の表鬼門現象の影響を受けたと、時代背景論を論じているのである。

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 この分析から向こう5年はアップダウンを繰り返しながらも、経済は向上する。この知見を踏まえると、経営判断、人生の選択の方向性が大きく変化するはずだ。

 産業構造が大きく変化する中で、時代背景にいかに適応して生きるかが大切になる。この時期は個人の夢や希望が叶いやすい。自分の可能性を見出して、やりたい方向に人生を改良していく方が良い。後悔のないように、自分のやりたいことを見つけて、その方向に人生を向かわせる方が時代背景に合致する。

 別の視点で2022年(壬寅年)を分析しよう。代数論によると末尾が1代、6代は激しく働く攻撃本能が宿り、末尾が2代、7代は戦略的な習得本能、末尾が3代、8代は和合的な守備本能、末尾が4代、9代は庶民的に人間関係を構築する伝達本能、末尾が5代、10代は引力本能で、多くの衆望を集めて権威を発揮する。