ひろゆきが断言「この世からペットショップが消えたほうがいい」そのワケとは?ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

そのペットはどこから来たの?

 みなさんはペットを飼っているでしょうか。

 そのペットは、どこからやってきたペットでしょうか。

 最初に僕の考えを述べておくと、ペットショップで犬や猫を売っていることは「反対」の立場です。それについて述べていきましょう。

果たして生き物は「商品」なのか?

 もちろん、ペットショップで購入して、ちゃんと立派に育てている人もいるでしょう。

 ただ、現実には、あまりに無責任な飼い主が多すぎるのと、ペットショップという仕組みで動物を売っている限り、「大人になったら商品価値がなくなる」ということは避けられないのです。

 子犬や子猫であれば、商品価値が高い状態で売れるのですが、歳をとると売れなくなってしまい、業者が引き取って狭いところに閉じ込められて病気になって死んでしまうのです。

 それでも、ペットショップは存在したほうがいいと思いますかね?

 僕は、無くなったほうがいいと思っていますし、法律で制限したほうがいいと考えています。それくらいの力で押さえつけないと、人はモラルで商売はやめられません。

「人間の都合」で捨てられる動物たち

 今のペットショップって、歓楽街とか商業施設の中にあることがほとんどです。

 酔った勢いとか、買い物のついでとかに、「わ~、かわいい~」とか言って衝動買いさせる店が多いんですよね。

 そうやって衝動買いしたペットは、時間がたてば、「飽きた」とか「かわいくなくなった」とか、人間の都合によって捨てられたりします。よくあるのは、引っ越しによって「ペット不可」のマンションに移るような場合です。

 ちゃんと新しい飼い主が現れればいいのですが、街中に捨てられるペットも少なくありません。

 そうやって捨てちゃうと、処罰の対象になるのですが、ほとんどは元の飼い主が見つかることは難しいようです。

「大切な人」から譲ってもらおう

 ということで、そもそもペットを飼いたいのなら、身近な友人や知り合いのペットから生まれた子犬や子猫を譲ってもらったり、ブリーダーから手に入れるようにすべきだと思います。

 そうすることで、簡単に捨ててしまうことの抑止力になりますし、大事に育てられるかどうかを見極めてもらえる確率が高まります。

 つい、身近にペットショップがあると、そこから手軽に買うことが当たり前のように思うかもしれませんが、あらためて常識が間違っていないかどうか考えたほうがいいのではないでしょうか。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、44万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。