「予備」を持つことで、仕事の「戦勢」を支配
戦いでは「予備は戦勢支配の主要な手段」です。
「戦勢」とは、戦いや試合などの形勢、なりゆきのことです。予備を持つことで、形勢やなりゆきを支配できるのです。
そうは言っても、読者の方のなかには尋常じゃない量の仕事をやれと言われている場合もあるかもしれません。
ただ、そんな会社や組織は、もはや組織としての体をなしていません。この先もずっとそんな無理な状態が続くのは目に見えています。
転職活動を始める「戦略的撤退の機会」ととらえたほうがいいと思います。
日々の仕事に20%の余裕を持つことで、仕事の戦勢を支配しましょう。デキる人のように見えますし、急な仕事などがない場合は定時で帰れます。
(本原稿は、わび著『メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術』から一部抜粋・改変したものです)