電気自動車(EV)新興企業をはじめとするグリーンテック銘柄は昨年初めに急騰した。だが今や、相次ぐ調査や疑惑を巡る外部からの指摘、投資家の懐疑的な見方が広がる中、多くの銘柄が75%以上も下落している。EVメーカー2社では先週、トップに対する取締役会の調査が経営陣の交代劇につながった。ある空売り筋は、新興リチウム製造会社の技術が機能しないと疑っている。さらに、株価急落に見舞われた農業技術企業では、最近買収した企業の価値のほとんどが吹き飛んだ上に、さらなる売りにさらされている。そうした多くの企業は、特別目的買収会社(SPAC)を通じて上場した。SPACは、従来の新規株式公開(IPO)に代わるもので、企業は膨大な事業予測を立てることができる。そうした上場案件の一部では、二酸化炭素(CO2)排出量の削減や気候変動対策に役立ちそうな企業への投資に意気込む個人投資家による、熱狂的な買いが入った。