働きながら3年で、9つの資格に独学合格! 大量に覚えて、絶対忘れないノウハウとは?
「忘れる前に思い出す」最強のしくみ、「大量記憶表」を公開!
本連載の著者は棚田健大郎氏。1年間必死に勉強したにもかかわらず、宅建試験に落ちたことをきっかけに、「自分のように勉強が苦手な人向けの方法を編み出そう」と一念発起。苦労の末に「勉強することを小分けにし、計画的に復習する」しくみ、大量記憶表を発明します。棚田氏の勉強メソッドをまとめた書籍、『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』の刊行(2月9日発売)を記念して、本書の一部を特別に公開します。
「今からでも間に合いますか?」の答え
「今からでもまだ間に合いますか?」という質問もよくいただきます。
私の答えは「間に合います」1択です。
仮に、試験日の1ヵ月前に聞かれたとしても、私は「間に合います」と答えています。これまで9つの資格に短期間で合格してきましたが、一番大切にしてきたことは「時間」です。
資格をとろうと思い立ったら、できる限り早く合格したほうがその人の人生にプラスになることは間違いありません。
ところが、資格試験の多くは1年に1回しか実施されておらず、この1回のチャンスを逃す損失は計り知れません。
私の感覚としては、合格できる可能性が50%以上あるならば、必ずその年に受験するようアドバイスをしています。「過去問を模試のように解き、2回に1回は合格点に届く」という状態であれば、試験を受けるべきです。
不合格を恐れるあまり、満点をとるぐらいの状態になっていないと受験しない人を見かけますが、これは大きな間違いです。日商簿記のように年に何回も試験がある資格なら別ですが、年1回しかない資格試験で受験を見送るのは、信じられないくらいもったいない選択です。
仮に今年の受験を見送って1年間びっちり勉強したとしても、来年の試験で100%合格する保証はありません。常に落ちるというリスクをはらんでいるチャレンジだからこそ、チャンスはあるだけ使いましょう。
50%以上合格できる可能性があるなら、「受験料は無駄ではない」と考え、絶対にその年に受験すべきです。
だからこそ、私は十分な学習時間がとれなくて困っている方にこそ、短期集中で勉強をして必ずその年に受験してほしい、諦めないでほしい、そう思っています。
「今からでも間に合いますか?」
不安に感じている受験生全員に言いたいのは、受験を諦めない限り常に合格の可能性があるということです。
(本原稿は、棚田健大郎著『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』を編集・抜粋したものです)