ロシア軍がウクライナ国境に13万人余りの兵士を展開し、米政府がロシアによる侵攻の可能性を警告する中、ウクライナ政府はトルコ製の攻撃ドローン(無人機)「バイラクタルTB2」を投入しロシアの軍事的優位性に対抗しようとしている。ウクライナの防空システムはその多くが旧式のもので、軍用機やミサイルなどではロシアが決定的な軍事的優位性を保っている。バイラクタルTB2は、トルコから支援を受けるアゼルバイジャンが2020年にロシアの同盟国であるアルメニアと衝突した際にも、大きな役割を果たした。またロシアが関与するリビアやシリアの紛争でも投入されている。防衛産業や技術近代化に関するウクライナ議会の小委員会のイゴール・コピティン委員長は、「自衛能力に新たな自信をもたらすものだ」と発言。ウクライナのオレクシー・レズニコフ国防相はコメントを控えた。
ウクライナ、無人攻撃機でロシア軍の優位性に対抗
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