そんなことを繰り返して、ご神仏のメッセージをつかまえていくと、最終的には、ご神仏の前で祈っている時や日常の何気ない瞬間に、メッセージがストンと直接入ってくるようになっていきます。
たとえば、ある時、嫌なことがあり、イライラしながら洗い物をしていたのです。
すると、ふと、
『どうだ、汚れているだろう? これがお前の心だよ。きれいにしなさい』
とお不動さまが言っている、というひらめきがやって来ました。それで我に返り、洗い物に専念したのです。
起こる出来事に心を通して意識を向け、ご神仏に祈っていけば、どんどん気づけるようになっていきます。ふだんの意識をちょっと変えるだけでいいのです。
最初のうちは、自分自身の我(が)や迷いが「答え」として返ってきて、実践してみたのに思ったような結果が出ないと思うこともあるでしょう。
でも、そんな体験を繰り返しつつも信じていくと、だんだん、「あ、これが答えかな?」「この間の“答え”は自分のエゴだったな」とわかるようになり、感覚がつかめてきます。とことん信じぬくことです。
あなたが心から信じれば、そこに神さま仏さまは現れるのです。