【ご神仏に愛される人になる】ご神仏が私たちにメッセージを伝える時によく使う方法。こんな体験をしたことはありませんか？

真言宗の尼僧である悟東あすか氏は、幼い頃から「見えない存在」を感じ取っていたが、そのことで生き辛さを感じ、得度した際にお大師さまに祈って以来は霊感的に何かを見ることはなくなり、そして徐々に祈る時にご神仏からのメッセージを受け取れるようになったという。
そうして受け取ってきた様々なメッセージからわかった、ご神仏の力を借りて幸運に生きる方法を綴った『神さま仏さまがこっそり教えてくれたこと』から一部を再構成して紹介します。
この本で紹介されている悟東氏の周囲で起こった実際のエピソードには信じがたいものも多く、「神さま仏さまなんて、いるわけない！」と思い込んでいる人でもいつしか、「神さま、仏さまに祈ってみよう！」という気にさせてしまうはず！

ご神仏はこうして人に言葉を伝える

私たちは、実はふだんからご神仏の声を受け取っています。

では、実際にはどんなかたちで受け取っているのかというと、
「あなたがふだん目にしているもの」
「聞こえてくる声や音」
に注意を向けてみてください。

たとえば、次のようなものです。

●電車や町中、職場などで偶然聞こえてきた音や会話、人からかけられた言葉、店内で聞こえてきた音楽
●テレビや雑誌、インターネットで目にした映像や情報
●街頭のポスターや広告にあった言葉
●書店で気になった本や雑誌

これらをあなたは、「何気なく」「たまたま」見たり聞いたりした、と思っていることでしょう。でも、それらは「偶然」ではないのです。

通りすがりに聞こえる印象的な会話や、ふと目にした言葉などは、まさにご神仏があなたに知ってほしかったものです。

それで、否応なく気づくようなシチュエーションを用意し、日常にあふれているたくさんの情報の中からわざわざあなたの心にとまるように、「特別に」届けているものなのです。

私自身も、町中の会話や何気ない出来事で、ハッと気づかされたことがよくありました。

以前、人間関係で悩んでいた時のことです。電車に乗っていると、こんな言葉が耳に飛び込んできました。

「自分のことばっかり考えているから、そういうことになるんでしょ！」

見ると、それはお母さんが子どもに向かって言ったものでした。

しかし、私はその言葉のおかげで、それまであまりにも自分中心で考えていたことに気づいて、問題の相手の立場に立って考えてみることができたのです。そうすると、わだかまりがスッキリして、解決の糸口が見えたのでした。

『相手の立場や事情をかえりみるように』と、ご神仏がわざわざその母親の声が聞こえるよう差配してくれたのでしょう。

また、こんなこともありました。

電車の中で友人と「あの人にも困ったものね」と話していると、突然近くにいた人がよろけて、足を踏まれたのです。

こんなふうに、ご神仏は、必ずハッと気づけるようにしてくれるのです。

私自身の経験を振り返ってみると、ご神仏とのつながりができるまでは、そのように絶妙なタイミングで人の話が聞こえてくるということなどありませんでした。また、起きた出来事を、自分の心に引きつけて考えたりはしませんでした。

でも今は、ご神仏は本当に、私たちのことをよく見ていてくださるなと感心します。