年収1000万円もザラ!映像クリエイターが「稼げる職業」になったワケPhoto:PIXTA

高まる動画発信需要の裏で
クリエイターが不足している

 ここ数年、企業の広報や宣伝は「動画による発信」が主流になっている。

 会社案内や施設紹介、商品やサービスの宣伝がテキスト&画像から動画へと変わっている。ビジネスシーンでは研修や社内イベント、社内報を動画で配信する企業が増えている。また業務に使用するロールプレイング用マニュアルも動画が標準だ。

 さらに、企業のIR関連(株主総会、決算説明会など)も今や動画を活用しており、IR専門の動画制作会社まで登場している。同様に学生の就活も、自己PRを動画に収録してエントリーするのが当たり前になりつつある。

 身近なところでは、家電製品の取扱説明書、料理レシピ、交通広告、デジタルサイネージ、プロジェクションマッピングなど、ご覧になった方も多いだろう。医療現場では、施術方法のレクチャーを動画にまとめ、技術の向上に役立てている。

 まさに「一億総動画時代」と言ってもいいほどだ。