ウクライナ市民の間で、ドルに連動する暗号資産(仮想通貨)であるテザーを購入しようとする動きが広がっている。ロシアがウクライナに侵攻したことを受け、外貨へのアクセスが困難になっているためだ。  データ会社カイコによると、2つの仮想通貨取引所におけるウクライナの通貨フリヴニャに対するテザーの取引量は24日、850万フリヴニャ(約3300万円)を超え、昨年10月以来の高水準に達した。  市民が現地通貨の安定や外貨へのアクセスに不安を抱くトルコやナイジェリアなどでは、ドルにペッグされた「ステーブルコイン」であるテザーを含めた仮想通貨の人気が高まっている。