――筆者のジェイソン・ツヴァイクはWSJパーソナル・ファイナンス担当コラムニスト ***  世界が大混乱に陥ると、極めて明快な見解には実に安心感を覚えるものだ。ところが、まさにこの状況に置かれた今こそ、投資家は確実だと思われる見方に対し、普段以上に懐疑的になる必要がある。  ロシアがウクライナへの激しい攻撃を開始して以降、筆者の電子メールには証券各社から「次にどうすべきか」に関するリポートが山のように寄せられている――生活必需品株を買って、欧州・台湾株を売れ。石油タンカーやパラジウムは買い。