「Bob's Watches」のレポートで特に興味深いのは、前述の「サブマリーナー」や「デイトナ」から「エアキング」や「スカイドゥエラー」に至るまでが、パンデミックの期間中に価値が急上昇したということ。しかしこれは、なぜでしょう?
在宅時間が増えたことによって、人々は時間に対して新たな概念を持ち始めたのでしょうか…。そしてその価値観が、この先ずっと続くと思っているのでしょうか? 世の中が今後(それなりに)正常化されたときのことも、視野に入れての考えなのでしょうか?
ですが、そんな彼らはその時計たちが持つ魅力の深層まで、単にたどりついただけかもしれません。自信を持ってその時計を評価し、それをお金で正直に表現しているだけかもしれません。
繰り返しになりますが現在における時計というアイテムは、心行くまで所有することもできた上で、スター・ウォーズのフィギュアのようにタイミングを待つことなく、その価値を高め続けることができるものになっています。
実際には強く言えませんが、私が思うに…もしあなたの許容範囲が「多少のかすり傷程度までなら」というレベルなら、今こそ「自分の腕にしているものは何か?」 をじっくりと考察すべきときと言わせていただきます。
Text by Jonathan Evans
Source / ESQUIRE US
※この翻訳は抄訳です。