感動小説『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』の著者が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」から、とっておきのアドバイス。心がスッと軽くなる“言葉の精神安定剤”で気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】「決められない人」の違和感やモヤモヤの正体イラスト:カツヤマケイコ

自分の心に従ったほうがうまくいく

きょうのひとことは、
「気持ちが固まったときがタイムリミット」

「やるか」「やらないか」で、悩んだことがあると思います。

そのときにタイムリミットがともなうこともあるでしょう。

たとえば、なにかの応募の締切日だったり、年齢制限がともなうこともあるでしょう。

そうしたタイムリミットのある案件で、いろいろと考えて悩んでも、決断できなかったり、あるいは決断できないまま見切り発進したりすることがありますよね。

物理的なタイムリミットが設定されていることもありますが、自分自身の気持ちが固まったとき、つまり自分が納得して腹に落ちたときが、本来のタイムリミットだと思うんです。

もちろん、自分の納得感が得られていないのに、締切日などの外的要因に煽られて、自分がやりたいのかどうかわからないままに行動に移しても、うまくいく可能性は残念ながら低いでしょう。

なぜなら、自分が納得する過程をさし置いて、外的要因のタイムリミットによって動いてしまうからです。

とくに、なにか新しいことをはじめて自分を変えたいのであれば、自分の気持ちが納得するときこそ、その機会と時間を最大限に活用できる本来のタイムリミットです。

そして、自分の心に、腑に落ちる瞬間があります。

簡単にいうと、「勢い」とか「タイミング」ということなのですが、決断するためにいろいろと理屈を並べて、自分自身をなかば無理やり納得させる必要もなく、なんの迷いもなく決断できる瞬間です。

そういうふうに即決できず、違和感やモヤモヤした心があるときは、あなたの心はまだ定まっていません。そのときは、あなたにとってのタイムリミットではないということです。

そもそも、自分がやりたいようにできるということが幸せだったりしますから、自分の心がやりたいと思っているかどうかを考えてあげてくださいね。

自分の心に素直に従ってあげたほうがいいということです。

きょうのひとことは、
「気持ちが固まったときがタイムリミット」
でした。

参考になったかしら?