――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  原油価格が1年で2倍かそれ以上になると、良くないことが起こりがちだ。1974年や1980年、または2001年のように、それは米国の景気後退時にもあった。1990年や2008年のように、景気後退がちょうど始まったというケースもあった。原油の国際的な指標価格は7日に一時、1バレル=139ドルまで急騰した。ロシア産原油の禁輸措置が検討される中、1年前の2倍の水準に跳ね上がったことになる。こうした歴史的な苦境がまた繰り返されるのだろうか。