【キエフ】ウクライナ当局によると、ロシア軍は包囲しているウクライナ南東部の港湾都市マリウポリで産科病院を空爆、子どもなど市民ががれきの下敷きになった。  マリウポリ市長室が公開した映像は、午後5時ごろの爆撃によって重傷を負ったとみられる人が病院の中から救出される様子や、地面にクレーターができ、木々が倒れ、車両が炎上している様子を示した。死傷者数などの詳しい情報は不明だ。  だがロシア軍は後方支援の不備やウクライナ側の激しい抵抗に見舞われ、2月24日の侵攻開始からウクライナの主要都市を一つも制圧していない。