著名ヘッジファンドの一部が暗号資産(仮想通貨)に賭けている。英ヘッジファンド運用会社ブレバン・ハワード・アセット・マネジメントの共同創業者アラン・ハワード氏や米チューダー・インベストメントを率いる資産家ポール・チューダー・ジョーンズ氏といったベテランは暗号資産取引を拡大している。関係筋が明らかにした。ブレバン・ハワードは暗号資産のヘッジファンドを1月に立ち上げ、外部投資家の受け入れを始める予定だ。このファンドはビットコインなどの価格動向に賭けるもので、仮想通貨の裁定取引も視野に入れている。同社は昨年9月に新たな暗号資産部門「BHデジタル」を創設し、12人のポートフォリオマネジャーを抱え2億5000万ドル(約290億円)余りを運用している。ハワード氏は暗号資産のほかブロックチェーンやデジタルトークンのビジネスにも投資している。