遺伝子操作したブタの心臓を人間に移植する世界初の手術を受けた男性が、8日午後に米メリーランド大学病院で死亡した。手術後直後に移植臓器に対する拒絶反応は出ていなかった。  同病院によれば、心臓を移植したデービッド・ベネットさん(57)の容体は数日前に悪化。ベネットさんは末期の心臓病を抱えていて、1月7日に移植手術を受けた。死亡前に拒絶反応がみられたかは今のところ明らかになっていない。  メリーランド大学医学部の広報担当者は明確な死因は分かっていないとし、医師らが徹底したレビューを実施すると述べた。 。