米航空大手ユナイテッド航空は、宗教上または医療上の理由で新型コロナウイルスワクチンの接種を受けていない職員の職場復帰を3月末から認める見通しだ。この決定に詳しい複数の関係者が明らかにした。ユナイテッド航空は昨年8月、6万7000人の米国人従業員に対し、ワクチン接種を受けなければ解雇すると明らかにし、米企業で初めてこのような義務付けを行った企業の一つとなった。職員の多くはワクチン接種義務に従った。ただユナイテッド航空は、接種を拒否した200人余りの職員を解雇した。ユナイテッド航空では2200人の職員が、宗教上あるいは医療上の理由でワクチン接種を受けられないと主張していた。これら職員は、顧客と接しない職務に就くことを選択しない限り、一般的に無給休暇となった。3月28日からは、元の職場に復帰できるようになるという。関係者の1人によると、新規雇用者に対するワクチン接種義務は続いている。