ロシアがウクライナに侵攻した今、2月の消費者物価リポートは古いニュースのように感じられる。それでも、その数字には目を見張るものがある。米労働省が10日発表した2月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.8%上昇した。前年同月比では7.9%上昇と、1982年1月以来の高い伸びを示した。また、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアのCPIは前年同月比6.4%上昇し、1982年8月以来の高水準となった。ロシアがウクライナ攻撃に踏み切ったことで、3月のインフレ率がさらに高くなるのは避けられそうにない。米エネルギー情報局(EIA)によると、レギュラーガソリンの平均価格は2月の1ガロン(約3.8リットル)当たり3.52ドルから、3月7日には4.10ドルまで上昇した。
米インフレ加速、プーチン氏のせいにしてはならず
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