――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  ロシアがウクライナに侵攻した今、2月の消費者物価リポートは古いニュースのように感じられる。それでも、その数字には目を見張るものがある。  米労働省が10日発表した2月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.8%上昇した。前年同月比では7.9%上昇と、1982年1月以来の高い伸びを示した。また、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアのCPIは前年同月比6.4%上昇し、1982年8月以来の高水準となった。