米国防総省は、ウクライナの防空能力を強化するため、旧ソ連時代の高射砲の移転に向けた支援を検討している。欧米政府の当局者らが明らかにした。同省当局者によれば、米政府はどのタイプの防空システムが最も効果的か見極めようとしていて、ウクライナ軍の訓練があまり必要でない旧ソ連時代の移動式のものが最善の選択肢だとみているという。ロシアがウクライナ都市部への攻撃を強化する中、ウクライナ政府は欧米諸国に対し、戦闘機の供与を含む追加の軍事支援を要請。国防総省は9日、ポーランドの「ミグ29」戦闘機をウクライナに供与する計画は断念したものの、具体的な方法は示さず、ウクライナの防空能力は強化したいとしていた。
ウクライナ防空能力強化へ 米がソ連時代のシステム移転を検討
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