【私大志願者ランキング】“不祥事”日大は減少、ユニークな制度で急上昇したのは?写真はイメージです Photo:PIXTA

 一般入試の志願者数は、大学人気を測るバロメーターの一つ。私立大の志願者数の速報で1位となったのは今年も近畿大で、9連覇となる見込みだ。コロナ禍の影響が続く今年は、どんな変化があったか、気になるランキングを見ていこう。

*  *  *

 2022年の大学入試も国公立の前期入試が終わり、大きなものでは後期入試を残すのみとなった。私大の受験事情も、これまでとは様変わりした。理由はもちろん、新型コロナウイルスの感染拡大の影響だ。

 20年春以降、各大学はリモート授業を相次ぎ導入した。せっかく地方から都市部の大学に進んでも、思うようにキャンパスで授業を受けられない状態が続いている。

 そのため、無理して親元から離れる必要はないと考える傾向が強まり、受験生の間にはかつてないほど地元志向が高まっている。

 大学通信によると、コロナ禍“元年”となった21年入試の全私大志願者数は、前年比でのべ人数で52万人超、率にして約14%減という戦後最大の減少幅となった。

 それから1年。ワクチン接種も普及し、コロナへの抵抗は薄れつつある。今年、のべ志願者数が多かった私大の上位20大学をランキングにまとめた。