AO・推薦入試必勝法&21年入試研究#2

2016年度から東京大学が導入した推薦入試。東大の推薦入試はやっぱり一味違うのか? 特集『AO・推薦入試必勝法&21年入試研究』#2では、合格者の3人に集まってもらい、その実態を聞いた。(ダイヤモンド編集部 山出暁子)

「週刊ダイヤモンド」2020年3月14日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。AO・推薦入試は2021年度から総合型選抜・学校推薦型選抜に名称変更

東大推薦入試の合格者3人座談会
いつから準備した?何を勉強した? 

【座談会参加者】

東京大学 工学部 4年 藤原 暁くん(仮名)

東京大学 教育学部 3年 増川千明さん(仮名)

東京大学 文学部 3年 直江ともみさん(仮名)

――東京大学の推薦入試を受けてみようと思ったきっかけは何でしたか? また、アピールした学習成果等を教えてください。

藤原 僕は中学3年の頃からロボットに興味があって自分でロボットを作ったりしていて。高校に入ってからはプログラミングを始めて楽しくやってたんですけど、高校1年のときに東大、京大、医大を目指す生徒のための進路指導の集会で東大の推薦入試が始まることを聞いて、「こっちの方が受かりやすいかな?」と思ったのがきっかけです。勉強があんまり好きじゃなかったんで。

 ロボットは独学です。父が本を買ってきてくれたり、自分でネットで調べたりして。高校2年のときにコンクールで入賞したりロボットのスキルはどんどん上がったけど、その分学校の成績は落ちました。まあ、怒られない程度にはやってました。