中国のインターネットサービス大手テンセントホールディングスは、決済サービス「微信支付(ウィーチャットペイ)」が中国人民銀行(中央銀行)の一部規則に違反したとして、過去最大規模の罰金を科される可能性がある。中国政府はフィンテック・プラットフォームへの規制強化を進めている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。関係者によると、金融規制当局は最近、ウィーチャットペイが中国の反マネーロンダリング(資金洗浄)規則を軽視し、顧客把握(KYC)要件や業務把握(KYB)要件などの順守に不備があったことを発見した。