2016年の発売直後から大きな話題を呼び、中国・ドイツ・韓国・ブラジル・ロシア・ベトナム・ロシアなど世界各国にも広がった「学び直し本」の圧倒的ロングセラーシリーズ「Big Fat Notebook」の日本版が刊行される。本記事では、全世界700万人が感動した同シリーズの数学編『アメリカの中学生が学んでいる 14歳からの数学』より、本文の一部を抜粋・紹介する。
第40章 幾何学入門
幾何学は、線や図形や空間を扱う数学の一分野である。幾何学で使ういくつかの重要な概念を紹介しよう。
幾何学図形
平面幾何学では、正方形や円のような「平らな」図形を扱う。
「平らな」図形を2次元(2D)図形という。
3本以上のまっすぐな辺を持つ閉じた平面(2次元)図形のことを、多角形という。
立体幾何学では、立方体や球のような「厚みのある」図形を扱う。
「厚みのある」図形を3次元(3D)図形(立体)という。
幾何学で使う道具
幾何学の問題を解くのに役に立つ道具をいくつか紹介しよう。
これらの道具には目盛が打ってあって、図に描かれた線の長さや角の大きさを測るのに役に立つ。
直定規は、長さを測ったり、図の上にまっすぐな線を引いたりするための道具。
たいていの直定規には、インチまたはフィートの目盛か、センチメートルまたはメートルの目盛が打ってある。
【例】下の線の長さをセンチメートルで測りなさい。
線に直定規を沿わせて、目盛を読む。長さは6cmだとわかる。