東欧3カ国首脳の一行は15日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との会談に向け首都キエフに到着した。同市郊外で交戦が激化する中、ロシア軍は首都へのミサイル攻撃を続けている。同日未明にはキエフ中心部の兵器メーカー関連施設にミサイルが着弾し、1区画四方に窓ガラスが飛び散った。これとは別に2棟の集合住宅ビルも被弾し、うち1棟で火災が発生した。住民少なくとも2人が死亡し、煙の吸入によるけがを治療するため数十人が近くの病院に運び込まれた。当局によると、この軍需施設では死者は出なかった。キエフ郊外ではロシア側陣地に近づいた車両が攻撃を受け、米FOXニュースのカメラマンが死亡し記者が重傷を負った。同乗していたウクライナ人ジャーナリスト1人も犠牲になった。