NHK Eテレ『先人たちの底力 知恵泉』でカリスマ経営コンサルタントとして紹介された神田昌典氏が、アメリカで百年以上続くコピーライティング技術を日本で普及させ、はや四半世紀。第一人者25年の集大成が『コピーライティング技術大全──百年売れ続ける言葉の原則』という468Pの大著だ。
★4つの力(判断力・思考力・表現力・発信力)が身につく【コピーライティング技術100】
★【BTRNUTSS見出しチェッカー】【PASBECONAテンプレート】【PMMサーチシート】初公開
★「どう言うか」だけでなく「何を言うか」まで完全網羅。紙・ウェブ・スマホ完全対応
★比類なき最強の教科書。第一人者、25年の集大成
神田氏は言う。「タイトルを『大全』としたのは誇張ではない。従来のコピーライティングにとどまらない広範な分野──事業戦略、マーケティング戦略から効果計測・分析、テキストデザイン、表現技術や発想法まで──総計100に及ぶコピーライティング技術を横断的につなぎ合わせ、実用しやすい体系にまとめあげるには、果てしない作業が必要となった。そのモチベーションを持続できた理由を、こっそりと明かせば、著者たちの個人的な事情がある。実は、共著者2人は、人生の先行きが見えず、大きな壁にぶちあたっていたときに、コピーライティングに救われたからだ」
第一人者の神田昌典氏と、共著者で脳性麻痺の子どものために大企業の管理職を辞し、マーケティング・コピーライターとなった衣田順一氏。今回も読者の役立つポイントを本文から抜粋して紹介する。
神田昌典が初めてコピーライティングと遭遇したのは1995年。
本書「はじめに」で神田が述べているように、外資系メーカーで、半年の間に実績が出なければクビという追い詰められた状況の中、立ち寄った書店でふと目にした雑誌の記事がきっかけだった。
以来、四半世紀にわたり日本の現場で試行錯誤しながら、百年以上続くコピーライティングの極意を書籍や講座を通じて伝えてきた。
コピーライターの中には、クライアントの売上を上げられるようになると、コンサルティングや社長業に集中し、LPやメルマガなど実際にコピーを書くことから離れてしまう人がいるのも事実だ。
だが、神田は自社の経営と同時に他社のコンサルティングもしながら、常に現場でコピーを書いてきた。きっとこれからも書いていくだろう。
神田は自分で思いついたアイデアを形にしていくときには、必ずLPの形で文字にしている。
神田にとってコピーや書籍を書くことは、自己探究の欠くべからざる手段なのだ。
ここでは、神田のコピーライティングに関する至言を私、衣田が凝縮してご紹介する。
いつの時代にあっても、変わらない、肝に銘じておくべきコピーライティングの普遍(不変)の言葉をお届けしよう。
コピーライティングは、スポーツや芸術などと同様に技術なので、知識として知っていることと、それを現場のライティングで使えることは別問題だ。「あー知ってる、知ってる」と通りすぎるのではなく、折に触れ、ここで紹介する言葉の数々を見直していただくと、きっとその都度、新たな気づきが得られると思う。それによって、あなたのコピーライティング技術は、現場で使える形で、着実に上達していくと確信している。
1.「いい商品」と集客力とのあいだに、明確な相関関係はない。しかし、「いい商品」であることをお客に伝える能力と、集客力とのあいだには、明確な相関関係がある。
『新版 小予算で優良顧客をつかむ方法──マーケティング常識11のウソ』
(神田昌典著、ダイヤモンド社)
「いい商品なんだけどな~。使ってもらえば、よさがわかってもらえるんだけどな~」とはよく聞くセリフ。しかし、残念ながら、この人は一番肝心なところを理解していない。
どんな商品も、使う前によさをわかってもらえなければ買ってもらえない。
その商品・サービスが持つ魅力を100%引き出して伝えるのがコピーライティングだ。
100%未満だと訴求できず、100%超だと事実以上のことを言っているので誇大広告になる。
誇大広告は失望を誘い、リピートにつながらない。誇張せず、事実に基づき、自分が「これだ!」と自信を持って言えれば100%表現できたと考えていい。
それでもコピー自体の魅力が足りないと感じたら、商品・サービス自体を改善しよう。「どう言うか」より「何を言うか」の「何」を根本的に改善すべきだ。
次回も神田昌典のコピーライティング至言29を紹介しよう。
PS.1.『コピーライティング技術大全』の活用法を解説したセミナー動画をご覧いただけます。
(この動画は予告なく終了することがあります)
PS.2.本書の巻頭・巻末には、あなたの売上を劇的に上げる4つの武器・・・【PMMサーチシート】【PMMセルフチェックシート】【「BTRNUTSS」見出しチェッカー】【PASBECONAテンプレート】を書籍初公開しました。四半世紀の叡智を凝縮したもので、即効性と再現性が担保されています。
(本原稿は、発売たちまち大重版となった、神田昌典・衣田順一著『コピーライティング技術大全──百年売れ続ける言葉の原則』からの抜粋です)