多くのビジネスパーソンの支持を集める、登録者60万人超えの「サラリーマンYouTuber」、サラタメさん。
“鈍器本なのにめちゃ読みやすい”と話題の処女作『真の「安定」を手に入れる シン・サラリーマン──名著300冊から導き出した人生100年時代の攻略法』の著者だ。
「仕事がデキない」「残業だらけ」「上司とソリが合わない」「転職したい」「老後のお金が不安」といった、人生100年時代を生きるサラリーマンの悩みを、まるごと解決してくれる本書から、その一部を抜粋して紹介する。

238055612_previewPhoto: Adobe Stock
〈結論〉
・「スキルなし」から「ディレクター」までの道のりは、4ステップ
 1.さっさと「小さいアウトプット」
 2.「小さいアウトプット」をもとに営業
 3.専門性を磨いて報酬アップ
 4.小さなところから外注化
・“お勉強”ほどほどにして、すぐアウトプット
・初受注はクラウドソーシングがオススメ

マモル:サラタメさん、正直ボクは「インフルエンサー型」より、コツコツ専門スキルを身につける「ディレクター型」のほうが気になるんですけど……。

サラタメ:そ、そうでしたか……。なんだかフラれた感(笑)。でしたら、「ディレクター型」副業の心得を、私より詳しい方から教えていただきましょう!

 副業ライターから始めて、今ではWebメディアのディレクターとして独立された佐々木ゴウさんです!(佐々木ゴウさんのプロフィールは本書P494、以下「ゴウ」)

マモル:ゴウさん、はじめまして! よろしくお願いします!! ボクって専門スキルとかまったくないんですけど、ディレクターになれるもんですかね……?

ゴウ:全然大丈夫ですよ! 私もそうでしたし。「経験もスキルもない未経験者」から「専門スキルを活かしたディレクター」になるまでの、道のりを解説していきますね。

「スキルなし」から「ディレクター」までの道のり

ゴウ:ザックリですが、ディレクターになるまでの流れはこんな感じです! 特に重要な「2.営業」を厚めに伝えていきますね。

1.さっさと「小さいアウトプット」
2.「小さいアウトプット」をもとに営業
3.専門性を磨いて報酬アップ
4.小さなところから外注化

1.さっさと「小さいアウトプット」

 エンジニア、ライター、デザイナーなど、どのスキルを選べばいいかわからないうちは、いろいろなスキルを小さく試すのがオススメです。

〈例〉
・エンジニアに興味アリ → 1ページだけの簡単なサイトを制作してみる
・ライターに興味アリ → 最近買った商品のレビュー記事を書いてみる
・デザイナーに興味アリ → 好きなYouTuberやメディアのサムネイル画像をつくってみる

マモル:すぐつくっちゃうんですね!? 本とかスクールとか、基礎知識を勉強してからじゃなくて大丈夫なんですか……?

ゴウ:大丈夫ですよ。不安な気持ちもスゴくわかるんですが、どのスキルを極めたいか、方向性が決まっていない段階で“お勉強”に時間をかけすぎないほうがいいです!

 もちろん、本を1、2冊読んで基礎知識を習得するくらいは、積極的にやるべきです。

 ただ、実践前から膨大な知識に埋もれてしまうと、機会損失につながることも。

 たとえばライターでは、「セールスライティング」「SEO」「マーケティング」など、収集するといくらでも高度な知識が出てきますので、お勉強に終わりがありません。

 高度な知識は、実践中に必要になったタイミングで勉強するくらいでOKです。

「アウトドアジャンルに特化したライターになりたい」と思ったら、すぐに最近買ったキャンプ用テントを紹介する記事を書いてみましょう。

 実際に書くときに、「記事のタイトルってどうつけたらいいんだろう?」「このテントほしい! 買いたい! と読者に思ってもらうにはどんな見出しが必要なんだろう?」と思ったら、そこでセールスライティングの本を読んでみる。やりながらで大丈夫ですから、「小さいアウトプット」を少しずつ完成させましょう。