最初はフラれまくる
ゴウ:いろいろ営業ノウハウを紹介しましたが、これらを全部実践しても、最初30件くらいは落とされます……。
マモル:30件も営業かけて、フラれ続けるんですか!? それは絶対心折れる! 何か秘策はないんですか!?
ゴウ:秘策……。これはもう、耐えるしかありません(笑)。私も最初は20件近く落ちましたし。
マモル:ガーン!! フラれ続けるしかないんですね……。
ゴウ:まぁ、逆に30件以内で仕事をもらえたら、スゴいですよ! だって未経験なんですから! 実績も何もない自分に経験を積ませてくれて、さらにお金をいただけるわけですから、そんな会社があっただけで超ラッキーなんですよ! そんなポジティブな気持ちで、どうにか乗り切ってください(笑)。最初はしんどいかもしれませんが、少しでも実績ができれば、急に落とされることはなくなります。そこまでは、どうにかファイトです!!
3.専門性を磨いて報酬アップ
複数の仕事を獲得できるようになったら、その業務経験やインプットを活かし、自分の専門性を磨いていきましょう。
ここで注意したいのが、本書P431にあったように、仕事の報酬の高さを左右する要因は「市場」という点です。これまで磨かれてきたスキルをもとに「稼げる市場」で仕事を探してみてください。稼働量を増やすより、よっぽど収入が高くなります(佐々木ゴウさんの事例は本書P500)。
4.小さなところから外注化
徐々に報酬が上がり、お金に余裕ができて、さらに他の人のアウトプットに修正指示が出せるくらいになってきたら、おもいきって「外注化」に挑戦しましょう。
最初は経験不足なので、うまくいかないはずです。
ビジネスオーナーとして、自腹で給料を払って人に働いてもらうなんて、ほとんどの人が経験ないので当然です。
ただ、ここでうまくいかないからといって、外注を断念すると、ビジネスが成長していきません。
スキルが高まって受注が増えても、仕事量をこなせず、売上が頭打ちになります。
最初に苦労するのは誰もが通る道と悟り、少しでも早い段階で外注を試して徐々に慣れていきましょう。
ゴウ:注意点は、外注も「小さく始めること」です。最初はどうしたってうまくいきませんから、何かトラブルがあった場合でも、自分で全部尻拭いできる範囲から始めましょう。「一人に機械的な作業をお願いする」くらいから始めるのがベストです。
(本原稿は、サラタメ著『真の「安定」を手に入れる シン・サラリーマン』からの抜粋です)
・「スキルなし」から「ディレクター」までの道のりは、4ステップ
1.さっさと「小さいアウトプット」
2.「小さいアウトプット」をもとに営業
3.専門性を磨いて報酬アップ
4.小さなところから外注化
・“お勉強”ほどほどにして、すぐアウトプット
・初受注はクラウドソーシングがオススメ