働きながら3年で、9つの資格に独学合格! 大量に覚えて、絶対忘れないノウハウとは?
「忘れる前に思い出す」最強のしくみ、「大量記憶表」を公開!
本連載の著者は棚田健大郎氏。1年間必死に勉強したにもかかわらず、宅建試験に落ちたことをきっかけに、「自分のように勉強が苦手な人向けの方法を編み出そう」と一念発起。苦労の末に「勉強することを小分けにし、計画的に復習する」しくみ、大量記憶表を発明します。棚田氏の勉強メソッドをまとめた書籍、『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』の刊行(2月9日発売)を記念して、本書の一部を特別に公開します。

大量に覚えて忘れない「お風呂暗記法」Photo: Adobe Stock

「目に入れて覚える」しくみを作る!

「1日の中でインプットするタイミングを少しでも増やせないか」と考えたところ、私はあることを思いつきました。それは入浴中の学習です。

 祖父が銭湯を経営していたこともあり、お風呂が大好きで30分くらい入ることもありました。

 私はこの入浴時間を有効活用しようと考えました。暗記する知識をまとめてプリントアウトし、それをラミネート加工して(水をはじく状態にして)、お風呂の壁に貼りつけることにしたのです。

 お風呂というリラックスできる空間だからこそ、机に向かっているときとは違い肩の力が抜けてすんなり覚えられたと感じています。何より、毎日お風呂で同じ内容を確認するので、非常に覚えやすいです。

 この成功例から、集中して勉強するときでなくても、日常生活の中で自然と視界に入る「しかけ」を作っておけば、労力をかけずに暗記できると感じました。

トイレや玄関も勉強場所にする

 そこで、トイレの壁や玄関、パソコンのモニター横などに覚える知識を書いた紙を貼ったり置いたりするようにしました。勉強しなくても自然に視界に入るしくみを作ることでラクに覚えることができたのです。

 法律系資格は暗記項目が非常に多いので、省エネで暗記することがとても重要になります。視界に入れるだけで覚えられるなら、十分試してみる価値はあるでしょう。
(本原稿は、棚田健大郎著『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』を編集・抜粋したものです)