ロシアはこの10年以上、西側に対抗するため、巨額の資金を投じて自国の軍隊をよりコンパクトで装備の整った、よりプロフェッショナルな軍へと再編してきた。その最初の大きな試金石となったウクライナ侵攻で約3週間が経過した現在、ロシア軍は苦戦を強いられている。西側の推定では、非常に不確かではあるものの、これまでに死亡したロシア軍兵士の数は最大約7000人に上る可能性がある。西側当局者とウクライナの軍事報告書によると、死亡した中には複数の上級司令官のほか、将官4人も含まれている。これらの将官は前線近くにいたと、西側当局者は明かす。前線部隊が上官を失ったことは、決定が下せなかったり前進するのを恐れたりした可能性が大きいことを示しているという。
なぜロシア軍はつまずいたか ウクライナ侵攻
巨額の資金を投じた軍改革の最初の大きな試金石で苦戦
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