米小売り大手ウォルマートは、国内の一部店舗でたばこの販売を終了した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ウォルマートの上層部は長年にわたり、販売に関する議論を重ねてきたという。関係者の話や店舗での確認に基づくと、少なくともカリフォルニア、フロリダ、アーカンソー、ニューメキシコ各州の一部店舗でたばこが撤去されている。これまでたばこの販売スペースだった場所にはテークアウト食品や菓子が置かれているほか、店舗によってはセルフレジの設置台数を増やしている。広報担当者によると、国内に4700余りの店舗を展開するウォルマートはスペースを効率的に使用すると決めた一部店舗でたばこを撤去している。その上で「当社は効率的に事業展開しつつ顧客のニーズに応える方法を常に模索している」と述べた。たばこの販売を継続する店舗数を明らかにすることは控えたが、販売を全面的に中止するわけではないと明らかにした。
米ウォルマート、一部店舗でたばこ販売終了=関係者
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