ジョー・バイデン米大統領の息子ハンター・バイデン氏に対し、税金を巡る連邦検察当局の捜査が前進している。事情に詳しい関係者によると、ウクライナを含む外国での所得について、検察はハンター氏に近い人物らから情報を集めている。デラウェア州の連邦検事局はハンター氏がウクライナの天然ガス会社ブリスマ・ホールディングスから受け取った報酬やその使途などについての情報収集を行っており、大陪審での証言を視野に入れているという。検察は先月、2018年にさかのぼるハンター氏の薬物使用や消費行動、精神状態などについて同氏関係者への聞き取りを実施したという。フォガティ・モラー・ハリス法律事務所のマット・モラー氏によると、検察は弁護側が裁判を有利に導くためにこうした証言を使う前に、あらかじめ証言を記録に残しておく傾向がある。