ロシアとウクライナは目下、トルコで停戦協議を開催する方向で準備を進めている。ただ、ウクライナは首都キエフ北部の奪還に向けて攻勢を強める一方、ロシアは夜間に複数の都市にミサイル攻撃を加えるなど、激しい戦闘が続いている。ロシアの交渉団は28日夜、イスタンブールに到着する予定。その後ウクライナ側もトルコ入りする見通しで、停戦協議は29日午前から開かれる見通しだ。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は週末、停戦に向けた条件を説明。中立性に関する国民投票の実施の可能性に触れ、停戦合意の一環として中立の立場を受け入れることもあり得るとの認識を示した。ただ、それにはロシア軍がウクライナ領土から撤収することが前提条件だと強調している。