アップルがストリーミング配信に採用した少数専門店型のアプローチは、流行を先取りする人たちの間で成功している。アップルの「アップルTVプラス」は、ネットフリックスやウォルト・ディズニーが運営する「ディズニープラス」などの大手ストリーミングサービスのような豊富なコンテンツはないが、多くの人に愛される重要なサービスとなった。27日夜に開かれた米映画界最大の祭典「第94回アカデミー賞」授賞式で、アップルTVプラスで公開された「コーダ あいのうた」がストリーミングサービス配信の映画として初めて作品賞を受賞した。その数カ月前にはアップルTVプラスのテレビシリーズ「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」が、米テレビ界最大の祭典「エミー賞」授賞式でコメディー部門の作品賞を受賞する快挙を成し遂げたばかりだ。
アップルの「量より質」作戦、アカデミー賞で結実
配信コンテンツは競合より少ないが、話題作を相次ぎ提供
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