ノートパソコンとWi-Fiのホットスポットがあれば、コーヒーショップでもどこでも仕事をする。ボビー・カールトンさん(56)のかつての姿だ。オンライン講演者のためのプラットフォームを運営するカールトンさんは「ケーブルは老人のためのもの」で、自分は現代の労働者の典型だと思っていた。マサチューセッツ州レキシントンにある築100年の自宅には今、約15メートルのイーサネット用のケーブルが階をまたいで設置されている。2階の廊下の床にはケーブルがテープで貼り付けられている。カールトンさんは見た目の悪さを認めつつ、これが気に入っている。一部のハイブリッドワーカーやリモートワーカーが昔ながらの頑丈なテクノロジーを利用している。家族に回線容量を奪われて映像がフリーズしたり、通話が途切れたりすることにうんざりしているからだ。
有線通信はリモートワークを救えるか
途切れる通話や安定しないWi-Fi接続にうんざりした人々が2000年代初期のテクノロジーに回帰している
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