テレビで話題沸騰! 伝説の家政婦・志麻さんが、ついに「徹子の部屋」に出演(4/7)。さらに「沸騰ワード10」にも出演(4/8)。
「伝説の家政婦」志麻さんの処女作『志麻さんのプレミアムな作りおき』を刊行されたのが2017年9月。当時、志麻さんは長男をお腹に宿しながら撮影していたが、今は子どもが3人になった。
「料理レシピ本大賞料理部門」に入賞した処女作はロングセラーとなっている。
さらに、志麻さん初のエッセイ『厨房から台所へ――志麻さんの思い出レシピ31』を読んだ人の涙も止まらない。
冷蔵庫にあるふつうの食材が、なぜワンランク上の「簡単!贅沢レシピ」に変身するのか? これさえ覚えておけば、多忙なお父さんお母さんも、尊敬の眼差しを浴びるかもしれない。
処女作出版からはや5年。この間、数々のテレビ出演、書籍出版、レシピ開発、出産・家事にかけぬけてきた日々を振り返り、改めて思う、今、大切にしたいこと。
志麻さんが淡々と語ります。(レシピ撮影:新居明子、著者撮影:難波雄史)

【徹子の部屋&沸騰ワード緊急出演!】<br />伝説の家政婦・志麻さんが<br />激動の5年を振り返って<br />今、大切だなあと思うこと

家政婦というかけがえのない仕事

 私にとって初めての著書『志麻さんのプレミアムな作りおき』を出版させていただいてから、もう5年が経ちました。

【徹子の部屋&沸騰ワード緊急出演!】<br />伝説の家政婦・志麻さんが<br />激動の5年を振り返って<br />今、大切だなあと思うこと

 あれからたくさんの本を作ってきましたが、当時の撮影の風景やその時の気持ちは今でも鮮明に覚えています。

 この5年で私の生活は大きく変わりました。

 当時は朝から晩まで家政婦のお仕事だけをしていましたが、今ではテレビや書籍、レシピ開発など幅広くいろんなことに参加させていただいています。

 このようなお仕事が増えても私は肩書を変えず、家政婦として仕事をしていきたいですし、もちろん時間があれば家政婦の仕事も続けていきます。

 なぜ家政婦という仕事にこだわるのかというと、私が大好きなフランス料理から学んだことが「食事を楽しむ」ということだったからです。

 特に家庭で食事を楽しむということは当たり前のようで私にはとても新しく、そして簡単なことのようで難しいことだと思ったのです。

 そして毎日の食事がいつもより少しでも楽しい時間になれば、人は少し幸せを感じることができるのではないかと思いました。

 だからこそ、私はただレシピを作るだけではなく、作る人の立場になって、楽しく料理ができるように、おいしく作れるように、少しでも食べる時間を長くとり、テーブルにゆっくり座って食卓を囲んだ人と楽しく会話をしたり、時には議論したりしてお互いをもっと知り、わかり合えるような、そんな料理や時間を作っていきたいと思っています。