「もう疲れすぎて家事なんてイヤ」「料理がめんどくさすぎて死にそう」──そんな悩める人たちにおすすめなのが「はじめて楽しく料理ができた!」「プロの味に救われた!」「もう献立に迷わない!」と絶賛されている志麻さん初の著書『志麻さんのプレミアムな作りおき』だ。さらに、『厨房から台所へ』も新聞書評で東大教授が絶賛。読者からも「涙が止まらなかった」と話題沸騰。志麻さんの手にかかると、冷蔵庫にある食材が、ふだん食べられないプロのレシピに大変身。まさに魔法使いだ。これさえ覚えておけば、平日多忙なお父さんお母さんも、尊敬の眼差しを浴びるかもしれない。3時間で15品以上作るという志麻さん。今回は「志麻さんの思考過程が臨場感たっぷりに伝わってくる」と話題の『志麻さんのプレミアムな作りおき』の中の大人気スイーツ、みんな大好き「フライパン1つで手作りプリンが簡単においしくできるコツ」を担当編集がレポートする。
(レシピ撮影:新居明子 著者撮影:難波雄史、構成:寺田庸二)――(こちらは2017年12月17日付け記事を一部修正して再掲載したものです)

志麻さん、「プリンのコツって何ですか?」

 多忙な日々が続くと、つい甘いものが食べたくなりますね。
 本書『志麻さんのプレミアムな作りおき』のフィナーレを飾る大人気レシピに、たまごのおいしさがダイレクトに伝わる、志麻さんお手製の「手作りプリン」があります。

【伝説の家政婦・志麻さんが教える】フライパン1つで脳がメロメロ! 手作りプリンが簡単おいしくできる5つのコツ【書籍オンライン編集部セレクション】
【伝説の家政婦・志麻さんが教える】フライパン1つで脳がメロメロ! 手作りプリンが簡単おいしくできる5つのコツ【書籍オンライン編集部セレクション】

 今から7年前の2017年2月14日。編集担当の私が、志麻さん初の著書をつくる前に志麻さんの料理を食べたいとお願いして志麻さん宅でいろいろなお料理をごちそうになりました。そのとき、最後に冷蔵庫から出てきたのが巨大なプリンでした。それはそれはかなりのインパクトがありました。

「プリンとは、こんなにデッカイものなんですか!?」

「フランスでは、このくらいがあたりまえですよ」

 と志麻さん。

 食べた瞬間に、にんまり。ほくほくの笑顔。カラメルソースとバニラビーンズの絶妙なハーモニーが脳天を直撃! もうメロメロになりました。

 さすがに、あの大きなプリンだと見た目で圧倒されそうなので、『志麻さんのプレミアムな作りおき』の中では小さな容器に入った「手作りプリン」のレシピがあります。

 志麻さんに、

プリンのコツって何ですか?

 と尋ねると、5つのポイントを教えてくれました。

フライパン1個で、おいしく簡単に作る5つのコツとは?

プリンをおいしく簡単に作る5つのコツ
●あまり神経質にならなくてもいいが、火を通しすぎない
●蒸し器は面倒くさいので、フライパン1個で作る
●フライパンなら、焼く、煮る、揚げる、蒸す。なんでもできるから、プリンも大丈夫!
●フライパンの利点は、火の通り具合がチェックしやすいこと
●フライパンで、こんなにおいしいおやつも簡単にできてしまうことを実感してほしい

 とのこと。

 思えば、志麻さんがこれまで活躍してきた場所は、サッカーでいえば、いつも他の家庭という「アウェイ環境」。

 しかし、志麻さんが泣き言を言っているのを見たことがありません。

 志麻さんはいつもスーパーポジティブ。ないものがあったら何かで代用できないかと、いつも脳みそを柔軟に使っているのです。

「フライパンがない家庭はほとんどない。フライパンならどの家庭にもある。どこでもあるもので作れるのが大切と志麻さん。

 だからこそ、究極の再現性が生まれるのでしょうね。フライパン1個で子どもも大人も元気になる大人気スイーツ、ごちそうさまでした。