1月にテクノロジー株が4日連続で下落したとき、米軍に勤務するエバン・フェッターさん(25)は、大ばくちに打って出る好機だと見た。ナスダック100指数の日々の値動きの3倍に連動するよう設計された上場取引型金融商品(ETP)「プロシェアーズ・ウルトラプロQQQ」に1万5000ドル(約184万円)を投入し、「一生に一度の金もうけ」のチャンスに賭けることにしたという。この取引は時に含み損を出しているが、フェッター氏は投資が5万ドル相当になるまで持ち続け、その時点でその資金を不動産物件購入の頭金に充てようと考えている。「こういうのは買いのチャンスだ」。フェッター氏は1月の米主要株価指数の下落についてこう話した。さまざまな飲食店で稼いだお金を長年、株でためており、より高いリターンが期待できる投資先を求めていたという。
ハイリスクな米ETP 株乱高下で資金殺到
株式市場で最もリスクの高い賭けが最も人気に
有料会員限定
あなたにおすすめ