新型コロナウイルス流行下で米国の高校生の3分の1余りがメンタルヘルスが悪化したと考えていることが分かった。また、44%が悲しみや絶望を感じたという。米疾病対策センター(CDC)が行った新たな調査で明らかになった。CDCは、学校閉鎖、社会的孤立、経済的苦難、家族を失ったことや病気などコロナ流行に関連する混乱などにより、十代の若者のメンタルヘルスを巡る新たな懸念が浮かび上がっていると指摘した。調査前の1年間で自殺を真剣に考えたことがあると答えた割合は20%近くに達した。CDCのデブラ・ホーリー主席副所長代行は31日の声明で「コロナ流行は、学生の精神的な健康をさらにむしばむ可能性のあるトラウマ(心的外傷)的なストレス要因を生み出している」と指摘した。