米労働省が1日発表した3月の雇用統計によると、非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月に比べ43万1000人増加した。失業率は2月の3.8%から3.6%に改善した。新型コロナウイルス禍が和らぎ、再び労働市場に参入する人が増える中、労働市場の好調ぶりが浮き彫りになった。就業者数の伸びが40万人を上回ったのは11カ月連続。1939年の統計開始以来最長となった。失業率はコロナ流行直前で約50年ぶり低水準だった2020年2月の3.5%に迫っている。