ロシア当局は、ウクライナの攻撃ヘリコプターが未明にロシアに侵入し、防空網をかいくぐって石油貯蔵施設を攻撃したとの見方を明らかにした。ロシア国営メディア「RIAノーボスチ」は、貯蔵施設に複数のミサイルが撃ち込まれて爆発が起きたとみられる監視カメラの映像を公開した。攻撃を受けたベルゴロドの行政トップのビャチェスラフ・グラドコフ氏は、ウクライナのヘリコプター2機が低空飛行しながらこの作戦を行ったとソーシャルメディアに投稿した。ベルゴロドはウクライナとの国境に近く、ウクライナ第2の都市ハリコフの北方に位置する。ウクライナ当局は今のところ、これが自国による攻撃かどうか確認していない。ウクライナのドミトロ・クレバ外相は「すべての軍事情報を持っているわけではないため、ウクライナがこれに関与したとの主張を肯定も否定もできない」と述べた。