現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)
入社1年目から大事なこと
4月になって、新社会人になった人も多いと思います。
どんな会社に入るにせよ、最初はやる気に満ち溢れていることでしょう。
もちろん初めからバリバリ頑張ることもよいのですが、「もっと大事なこと」があるので、それについて話しておきましょう。
「努力」と「結果」
学生時代にバイトをしたり、社会人の知り合いがいれば別ですが、社会に出て初めて知ることがあります。
それは、努力と結果がわかりやすくつながっていない、ということです。
ある時期は、めちゃくちゃ忙しいのにまったく良い結果が出ないときがあります。
そうかと思えば、特に何の努力もしていないのに、大きい結果が出るときもあります。
そのときに、「これは自分の実力だ」と調子に乗ると、足元をすくわれます。
社会人が「つねに考えておくべきこと」
社会に出たら、つねに考えておいてほしいことがあります。それは、
「どうやったら、楽して大きな結果が出るだろうか?」をつねに考えることです。
時間や労力をかけるのではなく、「仕組み」を作ることで自動化させる。
もっといいやり方がないかを探し続ける。そういう頑張り方を身につけましょう。
「仕組み」で考えるメリット
上のような考え方ができると、大きなメリットがあります。
それは、「体を壊さない」ということ。そして、「社会的に偉くなっていく」ということ。
自分の努力でなんとかしようとする人は、そのうち体力がなくなってくると、体を壊します。病気になったり、メンタルがやられてしまうんですよね。
また、努力ではなく「仕組み」で解決できるような能力は、まさに「経営者」に求められる要素です。
なので、その考え方を早いうちに叩き込んでおいたほうがよいでしょう。
ということで、社会人生活は、「長い長いマラソン」みたいなものなので、ヘタにスタートダッシュして途中で走れなくなるより、体力を温存しながらペースをつかんだほうがいいですよ。
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、44万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。