1位は高給企業としても名高い、電気機器の企業
平均年収は1751.8万円
今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、「従業員の平均年齢30代後半で年収が高い会社ランキング」を作成した。
本社所在地はダイヤモンド社企業情報部調べ。単体の従業員数が100人未満の会社は除外している。対象期間は、2020年4月期~21年3月期。
早速、ランキングを確認していこう。
1位は、大阪に本社を置く工場向けセンサー大手のキーエンスで、平均年収は1751.8万円、平均年齢は35.8歳だった。年収が高い会社ランキング上位の常連で、日本屈指の高給企業としても知られている。
ただし、ランキングをさかのぼると、20年は1839.2万円(平均年齢35.6歳)、19年は2110.7万円(平均年齢35.8歳)と、この3年で年収は減少している。コロナ禍により国内外で企業の設備投資が鈍った余波が、キーエンスの業績や年収にも及んでいる。他社に比べて年収が高いことに変わりないが、2年前は2000万円台を突破していたことを考えると、今後の回復が期待される。