なぜあなたの意見は通らないのか?説得力がない人の「三つの口グセ」写真はイメージです Photo:PIXTA

なぜ自分の意見は聞いてもらえないのか、と悩んだり不満に思ったりしたことがある人は多いのではないだろうか。意見に説得力がなければ、その内容が正しくても耳を傾けてもらいづらくなる。では、説得力を持たせるためには何に気を付ければいいのか。「意見に説得力のない人」に共通する三つの特徴から考えてみよう。(キャスター取締役 石倉秀明)

意見に説得力がある人と
ない人の「差」とは何か

 同僚は何を言っても意見が通るのに、なかなか自分の意見は通らない、真剣に聞いてもらえていないと感じたことがある人は少なくないだろう。

 私自身、会社を経営しているのでさまざまな意見が届く。そして、その意見を踏まえて意思決定する立場である。

 全ての人の意見をなるべくフラットに聞くように心掛けているが、残念ながら話半分で聞かざるを得ない人も存在する。その人の意見が正しいかどうかではなく、意見に説得力がないため、どうしても話半分で聞くことになってしまうのも事実だ。

 では、意見に説得力がある人とない人の差とはなんだろうか。

 意見に説得力がない人には、共通する三つの特徴がある。発言内容は正しいのにこの三つの特徴ゆえ、一気に説得力を失っている人が多い。

 説得力を失えば、発している意見が正しくても通らなくなる。真剣に話を聞いてもらえる場面も少なくなってしまうだろう。そうなると仕事がやりにくくなってしまうのは間違いない。

 また、説得力がないだけであればまだ良い方で、説得力のない発言を繰り返していれば、上司や同僚からの評価も落としてしまうことにもなりかねない。