多くのビジネスパーソンの支持を集める、登録者60万人超えの「サラリーマンYouTuber」、サラタメさん。
注目の処女作『真の「安定」を手に入れる シン・サラリーマン──名著300冊から導き出した人生100年時代の攻略法』は“鈍器本なのにめちゃ読みやすい”と話題だ。
「仕事がデキない」「残業だらけ」「上司とソリが合わない」「転職したい」「老後のお金が不安」といった、人生100年時代を生きるサラリーマンの悩みを、まるごと解決してくれる本書から、その一部を抜粋して紹介する。
・ふるさと納税は、実質約2000円の負担で数万円分の返礼品がもらえてお得
・手順は次の4ステップで難しくない
1.自分の寄付上限額を確認する
2.好きな商品を選んで申し込む
3.お礼の品と証明書が届く
4.確定申告or「ワンストップ特例制度」
・「ワンストップ特例制度」を使えば、確定申告不要
マモル:「ふるさと納税」がお得って話は、なんとなく聞いたことあるんですけど、具体的にどうお得なんですか?
サラタメ:超ザックリいえば、実質約2000円の負担だけで、数万円分の返礼品(肉・フルーツ・米・酒・ティッシュ・カバンなど)がもらえちゃう制度です。
マモル:え、いいですね! おいしいお肉食べたいです! ちなみに数万円分って、具体的にいくらなんですか?
サラタメ:年収によって寄付の上限額が決まるんですよ。たとえば年収500万円の人なら、(控除対象になる)寄付額の上限が6万円くらいになります。その金額に応じて返礼品がもらえるんですが、たとえばこんな感じです!
〈例〉6万円寄付した場合の返礼品
・佐賀牛入り熟成ハンバーグ約120g×20個(寄付金額1万円)
・辛子明太子1kg(寄付金額1万円)
・かにしゃぶセット1kg(寄付金額1万円)
・シャインマスカット2kg(寄付金額1万5000円)
・缶ビール×24缶(寄付金額1万円)
・ティッシュ×20箱(寄付金額5000円)
出所:「ふるさと納税ガイド」(https://furu-sato.com/、2021年8月時点)
マモル:実質約2000円の負担で、こんなにもらえちゃうんですか!? お得すぎて、もはや怪しい話に聞こえますね(笑)。
サラタメ:一つ注釈させていただくと、別に「節税にはならない」ということです。たくさんの返礼品をもらうには、普通より2000円多く負担しないといけないわけで、お得な制度ですが、負担額は2000円増となります。
ふるさと納税の手順
ザックリ、次の4ステップです。
1.自分の寄付上限額を確認する
2.好きな商品を選んで申し込む
3.お礼の品と証明書が届く
4.確定申告or「ワンストップ特例制度」
1.自分の寄付上限額を確認する
あなたの年収や家族構成により、(控除対象になる)寄付上限額が決まります。
上限額以上に寄付した分は、そのまま自分の負担になってしまうので、まずは上限額をチェックしましょう。ネットで「ふるさと納税 控除シミュレーション」と検索すれば、簡単にシミュレーションできるサイトが見つかります。
2.好きな商品を選んで申し込む
Webサイト経由で「返礼品の選択」「寄付金の支払い」が簡単にできます。具体的には、「ふるさとチョイス」「ふるなび」「楽天ふるさと納税」「さとふる」といったWebサイトがあります。
サラタメ:各サイトで微妙に特色があったりするので、マメな方はいろいろ調べてから選んでみてください。別にどこを選んでも損するわけではないので、私はテキトーに選んでます(笑)。
3.お礼の品と証明書が届く
お礼の品は、頼んでからすぐ来るものもあれば、2~3ヵ月後に来るものもあります。
申込ページに、スケジュールが書かれているので確認しておきましょう。
ここで大事なのは、証明書です。
これは「どこの自治体にいくら寄付したのか」を証明する書類。
次のステップの確定申告の際に必ず使うものなので、大切に保管しておいてください(手続きが簡素化され、2021年分からは、ふるさと納税ポータルサイトで発行できる証明書でもOKになりました)。
4.確定申告
副業している人、もしくは年間の給与所得が2000万円超の人は、証明書をもとに確定申告を進めてください。
4.「ワンストップ特例制度」
確定申告する予定のない方は、「ワンストップ特例制度」を利用しましょう。寄付した自治体に簡単な書類を送るだけで、確定申告なしで控除を受けられます。
サラタメ:「ワンストップ特例制度」は、確定申告に比べるとラクチンですが、年間の寄付先を5ヵ所以内にしないといけないので、そこだけご注意ください!
(本原稿は、サラタメ著『真の「安定」を手に入れる シン・サラリーマン』からの抜粋です)
・ふるさと納税は、実質約2000円の負担で数万円分の返礼品がもらえてお得
・手順は次の4ステップで難しくない
1.自分の寄付上限額を確認する
2.好きな商品を選んで申し込む
3.お礼の品と証明書が届く
4.確定申告or「ワンストップ特例制度」
・「ワンストップ特例制度」を使えば、確定申告不要